大学入試についての私見

November 11, 2019

 

    2021年からはじまる大学入試の共通テストでは、とりあえず英語の民間試験の導入は延期されましたが、他の教科の記述式問題の採点をどうするかという課題が残っています。何十字もある解答を、同一の採点基準で、大量に処理できるのでしょうか。私は非常に疑問に思います。

 1979年にセンター試験の前身の共通一次試験がはじまりましたが、最初から私は疑問でした。それまでは試験日によって一期校と二期校に分かれていたのが、「試験日が遅い二期校はレベルが低く見られがち」とのことで、基本的な力を見るために、同じ日に共通の問題を解かせるようになったのです。

 しかし、それぞれの大学の研究内容は多種多様であり、求める学生もそれぞれの大学によってちがうでしょう。それなのに、基本的な力を見たいからという建前で大学入試センターに入試問題を「外注」し、その後、各大学独自の試験を課すというのは、受験生たちに過度な負担を求めることになります。最初から各大学独自の問題を、試験日も各大学が設定して行えばよかったのではないでしょうか。その意味では、私立中学校や私立高校のほうが、求める生徒を独自の入試問題できちんと選抜しているといえます(試験日は地域によってある程度統一はされていますが)。

 少子化の時代に大学は増えており、独自の選抜とかやってたら生き残れないよ、という声も聞こえてきそうですが、大学教育とはどうあるべきかを、ちょっと立ち止まって考える時期に来ているのかもしれません。

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